ベビとも足育講座 自己紹介ページを開いていただき、ありがとうございます🌸
2024年3月から0~3歳の赤ちゃんとパパ・ママのための足育講座を担当します
看護師の長利麻衣子(おさりまいこ)です。
普段は、看護師として足の病気や症状などのお悩みの方に寄り添い、
足もとを元気に、健康寿命をサポートするお仕事をしています。
- 人生100年時代を支える足。じつは、耐久年数は○○年!?
偉大な芸術家の一人であるレオナルド・ダ・ヴィンチは、
「足は人間工学上の最大の傑作であり、最高の芸術作品である」という言葉を遺しています。
「足」は、片足28個の小さな骨がアーチ構造となり、
体全体の皮膚面積のうち3%しかない足裏の皮膚面積の上に、
体重を支えるアーチ構造によって、剛性と推進力を持たせ、
地面の凸凹にも対応し、身体を支えます。
しかし、赤ちゃんの足の骨は軟骨の状態で、足の機能も未発達です。
成長すると、軟骨部分が骨となって出来上がってきます。
「足」は、立つだけではなく、食事・排泄・移動・作業・学習・休息などをとるために、
靭帯や筋肉で「立つ・踏ん張る」等の支持性と、
「衝撃を受ける・しならせる・歩く・走る」等の柔軟性の、
相反する機能を発揮します。
「足」は人間らしい行動をするためにとても必要なのです。
が、実は、足の耐久年数は・・・
なんと50年!!!!!
50年を過ぎると、足には様々なトラブルが起きはじめ、
筋力低下・骨折・病気・入院を期に奇跡の構造は機能を失い「フレイル」状態になります。
杖歩行、車いす生活、寝たきりとなり、死を迎えます。
- 足育とは?
足育は、人生100年の間、体の支えとなる足の耐久力を上げるため、
足の成長発達が著しい小児期 0(乳幼児期)~18歳(思春期)に
しっかりと足の構造を完成させるための知識と実践力をみにつけ、
親も子も協力しながら行う、保健教育です。
100人100通りの足の形があり、それは遺伝や環境によって足の機能や構造が大きく左右します。
生涯、足のトラブルがない方もいらっしゃいますが、
現代の日本人のライフスタイルによって、日本人のうち8割は何らかの足トラブルを抱えているといわれています。
子どもに目立つ足のトラブルは
浮指、巻き爪、外反母趾、偏平足、骨格の過剰なゆがみやスポーツ障害です。
将来、大切なお子様が、足の悩みを抱えながら人生を送ることがないよう、
ベビとも足育講座では、
赤ちゃんにも、育児を頑張るパパママにも、
講座後、すぐに参考にしたくなる足情報をお伝えし、
ベビとも足育講座参加者のみなさまの足を守っていきたいと思います☺
- 私の目標は「知多半島から下肢切断を無くす」こと
糖尿病の患者さんの足は、世界で20秒に1本失われていると言われてます。
私も、病院で足を切断した患者さんから
「もっと、早くに足のことを知っておけば、切断せずに済んだのかもしれなかったのに・・・」
と泣きながら言われました。
足のケガや靴ずれ、巻き爪や陥入爪、タコ魚の目、踵のひび割れから
気が付いた時には足が壊疽(えそ)状態となった患者さんを多く見てきて、
いかに早期予防・早期発見が大切かを身にしみて感じています。
子どもの足、一緒に守っていきましょう!